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DXセレクション 県内唯一の優良事例に Jマテ.カッパープロダクツ

2024年06月06日 10:55更新

デジタル技術を活用した業務の効率化などに取り組んだとして、上越市大潟区の「Jマテ.カッパープロダクツ」が経済産業省の「DXセレクション」の優良事例に県内で唯一選ばれました。 5日(水)に山本耕治社長などが上越市役所を訪れ中川市長に報告しました。

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「Jマテ.カッパープロダクツ」は、銅の加工などを手掛けています。今後、人口減少に伴う人材不足の解消や働き方改革を進めるため、2年前からデジタル技術を活用した業務の効率化に取り組んでいます。

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これは、製造した部品の大きさを測る機械です。データはパソコンに自動で送られ記録されます。これまでは従業員が目で確認し、手書きで記録していたため作業の手間が省けました。

またパソコンの単純な事務作業を自動化するソフト「RPA」を取り入れました。部品の出荷先に必要な書類などが自動で送られます。これにより従業員の業務が年間で3800時間短縮されました。その結果、残業が減ったほか、人でなければできない分析などの業務に時間を割けるようになりました。

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またデジタル技術を活用したシステムの開発にも取り組んでいます。そのひとつが製造した部品の品質を自動で検査する装置です。開発には長岡工業高等専門学校が協力しています。

またデジタル技術の活用や効果などを知ってもらおうと、地元の企業を対象にしたセミナーなどを第四北越銀行と一緒に開き、デジタル技術の普及に努めています。 

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こうした取り組みが評価され、経済産業省が全国の中堅・中小企業を対象にした「DXセレクション」の優良事例に選ばれました。選ばれたのは今年度、製造業や運送業など32社でJマテ.カッパープロダクツは県内で唯一、上越市内では初めてです。

5日は、山本耕治社長や第四北越銀行の職員が上越市役所を訪れ、中川市長に「DXセレクション」に選ばれたことを報告しました。

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山本耕治社長
「優良事例に選ばれ、光栄に思う。ロボットができることは任せて、人間にしかできない分析など、新たな業務の取り組みができた。『上越のDXはJマテに聞け』と言われるくらいの会社になりたい」

中川市長
「市内でも各企業でDX改革を進めていかなければならない。ひとつの先進事例として、皆さんにも働きかけをしてもらえたら」

Jマテ.カッパープロダクツでは今後、企業からの見学の受け入れやセミナーを開くことにしています。

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