2024年06月05日 09:18更新
梅雨や台風による大雨に備えて過去に水害があった場所をまわり、護岸の状況などを確認する合同巡視が4日(火)、関川や支流の矢代川などで行われました。
合同巡視は、毎年梅雨を前に関川やその支流で行われています。4日は高田河川国道事務所のほか、上越地域振興局や上越地域消防局など9つの機関から22人が参加し、過去に水害が発生した場所など3か所をみて回りました。
妙高市栗原では、平成25年に台風18号の影響で矢代川が増水し、堤防が崩れて水が農地などに流れ込みました。参加者は当時の状況について県の担当者から説明を受け、改めて危険個所がないか確認しました。
上越地域振興局の伊藤 弘幸さんは「矢代川のついては重要水防ヶ所でも決壊が予想される危険な場所。過去に決壊が発生しているので注意が必要」と説明しました。
平成25年におきた台風18号の水害を受けて、その下流にある矢代川橋には水位の観測計が設置されました。
上越地域振興局 伊藤弘幸さん
「ここでは水位観測しているけど氾濫水位60メートル(標高60メートル)とあるが長森橋で水位が増えた時点で、かなり危険性な状態。実際、矢代川橋周辺では水位が低いと思うかもしれないけど矢代川のどこかで危険な状態だと思ってもらえれば」
上越地域振興局の担当者からは、大雨などで川が増水した時は川の様子を見に行かないでほしいと呼びかけがあったほか、水位の状況は県のホームページなどで確認きるので活用してほしいとアドバイスがありました。
最後に上越地域振興局の伊藤 弘幸さんは「万が一、水位が上がって危険な状態になったら住民の方々は命を守るということで率先して避難してほしい」と話しました。
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