2024年03月09日 18:16更新
今月4日、町家が連なる上越市本町1丁目で8棟が全焼する火災があり、そこにはイタリアンレストラン「pacco(パッコ)」もありました。こうした中、レストランのオーナーと交流がある地元の飲食店が、店の再建を支援しようと、売り上げの一部を寄付するチャリティー活動を始めました。
チャリティー活動を始めたのは、上越市仲町3丁目の飲食店「和の食 樹翠」の店主 佐藤翔さんと、女将 近藤百夏さんです。
4日に発生した火災では、理容店から火が出て周囲に燃え移り「pacco」を含む8棟が全焼しました。paccoのオーナー 平山健治さんは、1日も早く店を再建したいと考えていますが、目途は立っていません。
店内の様子 写真提供:Pacco
2店は、互いの店で食事をするほどの仲です。
和の食樹翠 女将 近藤百夏さん
「以前、市内の同業者が火災にあったとき、何も(支援)できず歯がゆい思いをした。次に(飲食店)仲間に同じことがあったら率先して助けたいという気持ちがあり、2人で話し合って行動することに」
樹翠は「豚の角煮」を販売し、売り上げの一部を寄付します。角煮は持ち帰り専用で、1袋100グラム580円(税込)です。
購入した人は「(Pacco)ランチなどで利用していた。おいしい料理を買うことで協力できるならしたいと思った」「支援活動をしていると聞き、自分が今できることをできればと思った。再開したら食べに行きたい」などと話していました。
「豚の角煮」を購入するには、電話かインスタグラムから予約が必要です。販売は4月12日(金)まで、受け取りは(火)~(土)の午後1時~5時の間です。
和の食樹翠 女将 近藤百夏さん
「火災は他人事ではない。地域の皆様で手を取り合って、思いやりの輪が広がるといい。協力をよろしくお願いします」
Paccoのオーナー平山健治さんは、JCVの取材に対し「まだなかなか気持ちの整理がつかない中で、このような活動を行ってもらえることはありがたい限り」と話していました。
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