2024年01月30日 18:21更新
新潟県刈羽郡刈羽村に本社がある養鶏場「鎌田養鶏株式会社」が今月29日(月)に事業を停止し、自己破産を申請する予定であることがわかりました。負債はおよそ5億5000万円とみられています。
帝国データバンクによりますと、鎌田養鶏は1976年、昭和51年10月に法人設立した養鶏業者です。2001年から主力商品である赤玉子のオリジナルブランド「養生卵」を扱い、2008年6月に刈羽村に実質本店を移し、養生卵やスイーツの直売を開始しました。2012年6月に上越市に出店し、ネット通販もするなど、2019年9月期には、年売上高約4億9400万円を計上していました。
さらに2019年12月に農場HACCP認証を取得。2021年3月には十日町に出店し、積極的に事業を拡大していました。また2017年には鶏舎を増設するなど積極的な設備投資を行っていました。
しかし、鶏卵は巣ごもり需要の一巡により販売は減少。肥料製造に使用する産業廃棄物の処理量も減少し、2022年9月期の年売上高は約4億7900万円にとどまり、損益面では飼料の高騰などにより欠損を計上、財務内容は債務超過でした。
さらに、2023年9月期は卵価格の低下により減収となったようで、2023年12月に上越店を閉店し、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念し、今回の措置となりました。
帝国データバンクによりますと、負債はおよそ5億5000万円が見込まれていますが、6億円ほどになる可能性があるということです。
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