2024年01月29日 17:19更新
能登半島地震から29日で4週間が経ちました。津波が押し寄せた直江津の船見公園では流れ着いたゴミの撤去作業がはじまりました。
ゴミの撤去作業は、発生直後に関川河口近くの駐車場で行われ、29日からは隣接する船見公園でも始まりました。ゴミは 主に木くずや廃プラスチックなどです。
初日の29日は5人の作業員が熊手を使ってかき集め、大型の土のう袋に次々と詰めていきました。
気象庁によりますと船見公園では、津波が海面からの高さ5.8メートルの陸地に押し寄せたことが確認されています。これは、調査が行われた新潟、富山、石川の中で最も高い場所でした。公園では津波のあと、砂の飛散を防ぐための防護柵がところどころで壊れているのが確認されています。
公園を管理する直江津港湾事務所では、ゴミの撤去に続きすみやかに破損した場所の応急補修をすることにしています。公園は通常通り、入ることができますが、港湾事務所では「破損した柵など危険な場所に近づかないでほしい」と呼びかけています。
ゴミの撤去作業はあさってまで続く予定です。
一方、地震発生直後に土砂崩れがおきた国道8号は、おととい通行止めが解除されました。当初、通子止めの解除は2月中旬を見込んでいましたが、道路などの破損が小さかったことから大幅に早まりました。
復旧工事は、地震2日後の今月3日から重機が最大で8台、24時間態勢で進められました。運び出された土砂などは10トンダンプトラック延べ3600台分、1万4000立方メートルでした。
なお、国道の通行止め解除に合わせ、北陸自動車道と上信越自動車道が無料で通行できる措置は終了しました。
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