2023年12月20日 21:44更新

21日から北陸地方を中心に、非常に強い寒気が流れ込む影響で、上越地方では21日（木）夜から23日（土）にかけて山沿いを中心に平野部でも大雪となる見込みです。新潟地方気象台では大雪による交通への影響や雪を伴った強風に注意・警戒し、不要不急の外出は控えるよう呼びかけています。

新潟地方気象台によりますと、21日（木）から23日（土）ごろにかけて、北陸地方の上空およそ5500メートルに氷点下30度以下の寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。この影響で21日（木）から新潟県を含む北陸地方は、大雪になる見込みです。

21日（木）午後6時から22日（金）午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで上越地方の平野部で30から50センチ、山沿いで50から70センチです。また、予想よりも冬型の気圧配置や寒気が強まった場合は、「暴風雪」または「警報級の大雪」になる恐れがあります。

この影響で上信越自動車道や北陸自動車道などの高速道路と、国道8号、18号などが同時に通行止めになる可能性があるため、北陸地方整備局などは外出を見直す、または不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

こうした中、上越市内のホームセンターでは、大雪に備えて除雪用品を買い求める人の姿が見られました。

訪れた人
「スノーダンプやシャベルなど、古くなってきたので買い替えようと思う」

訪れた人
「あすから雪なのでスノーダンプを買いに来た。車のガソリンを満タンにして食料品や水を何日かもつようにしている」

上越市の上中田にあるコメリパワー上越高田インター店では、大雪に備えて、スノーダンプ売り場を拡大し、品揃えの充実を図りました。先週末から今週はじめに平野部でまとまった雪が降ってから除雪用品を買いに来る人が増え、前の週に比べて除雪用品の売り上げが2.4倍になったということです。

なかでも、車に積もった雪を落とすスノーブラシは、先週末から今週にかけての3日間で150本売れたということです。

コメリパワー上越高田インター店 今村浩店長
「昨年は2年前の大雪を踏まえて早めの準備をする人が多かった。ことしは暖冬で雪が降っていないため急に準備する人が多い。商品は用意しているが品薄になることもあるので早めの準備を」