2023年12月04日 18:31更新
万感の思いを朗々と歌いました!
上越市春日山町にある市の多目的施設「春日山荘」が老朽化のため、今年度で閉鎖されます。ここを拠点に30年以上活動してきた「春日山荘コーラス教室」が4日(月)最後の教室を開き、感謝の歌い納めをしました。
春日山荘コーラス教室のメンバーは54人、年齢は60代から90代です。上越市春日山町にある「春日山荘」を拠点に、36年にわたって活動してきました。しかし、山荘が老朽化で今年度末に閉鎖されることになり、コーラス教室は来年度から直江津地区にある「市民いこいの家」で活動します。
4日は山荘で最後の合唱です。メンバーはさよならコンサートと題し、感謝の気持ちを込めて歌いました。曲は上杉謙信ゆかりのものや別れの曲など4曲です。
そのうち「豊かなる生活(くらし)」は謙信の家訓をもとに、上越市の貝川正治さんと小杉誠治さんが作詞作曲しました。4日は最後にこの曲を歌おうと、今は亡き作者の親族に連絡をとって、楽譜を取り寄せて6か月間、練習を重ねてきました。
教室のメンバー
「感無量。涙が出た」
「これからも元気で頑張りたい。長生きをしたい」
4日は「越後上越上杉おもてなし武将隊」のメンバーも駆けつけ、コーラスに耳を傾けていました。
越後上越上杉おもてなし武将隊 上杉謙信
「素晴らしい歌声だった。皆さんの思いが伝わるいい歌声、コンサートだった。」
春日山荘コーラス教室 進士正己 級長
「令和6年度以降も機会が許す限り互いに励まし合って、合唱の道を突き進みたい」
春日山荘によりますと山荘で現在行われている31教室のうち、27教室が「市民いこいの家」に、4教室が上越市大貫の「高田西趣味の家」に活動拠点を移すということです。
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