2023年11月01日 17:52更新
冬の代表的な味覚の一つ「南蛮エビ」の漁が2週間ほど遅れて始まりました。原因は猛暑による海水温の上昇とみられ漁業者は今後の水温の変化に注目しています。
能生漁港の南蛮エビの水揚げは例年10月中旬から始まりますが、今年は大幅に遅れています。
太平丸 大貫正史さん
「(状況は)あまりよくない。(エビが)いつもいる場所にいない」
上越漁業協同組合 競り人 黒坂智成さん
「南蛮エビ漁が水温の関係で2週間ほど遅れていたがようやく始まった。水温が1度上がると人間の体感温度で10度違ってくるので来る魚も来ない。漁師にしたらかなりの痛手ですし早く水温が戻ってもらいたい」
上越漁業協同組合によりますと10月末現在、南蛮エビの漁獲量は去年に比べて10分の1に落ち込んでいます。
1日(水)も能生漁港で水揚げされた南蛮エビは例年より400キロ少ない430キロでしたが品質は良いということです。
太平丸 大貫正史さん
「夏場から水温も下がってある程度鮮度の良い状態。もう少し漁獲量が多ければな、というところ」
上越漁業協同組合 競り人 黒坂智成さん
「エビの状態は例年通り色も良いし大きさも変わりないので美味しくいただけます」
漁協では今後気温が下がるにつれ水温も低下し漁獲量も回復するのではと期待しています。
この日水揚げされた南蛮エビは上越市内の鮮魚店やスーパーなどに並びます。
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