2023年11月01日 18:02更新
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本格的な雪のシーズンを前に1日(水)、国道8号と18号で活躍する除雪車の出動式が行われました。参加者は、昨シーズン柏崎市で起きたような大規模立往生を繰り返してはならないと決意を新たにしていました。
高田河川国道事務所は上越市と妙高市、糸魚川市の国道8号線と18号線、あわせて128キロで除雪にあたります。除雪車両は77台、積雪が5センチになると出動します。
高田河川国道事務所の安達志郎所長は「今冬は雪が少ない予報だが大雪の可能性もある。引き続き大雪に備えて臨む必要がある」と述べて気を引き締めていました。
式典には国道18号線沿いにある妙高市立妙高小学校の3年生15人が招かれ、除雪を担当する人たちに「いつも除雪してくださりありがとうございます。安全や体に気を付けてお仕事頑張ってください」と励ましのメッセージを贈りました。
このあと、業者を代表し上越商会の荊木文明社長が「雪国の多くの人々の暮らしと産業を支えている事実をしっかり自覚し道路利用者や地域の人たちから信頼され支持される除雪を心がけます」と宣誓しました。
高田河川国道事務所によりますと、昨シーズンは管内で雪による大きな立往生は発生しませんでしたが、柏崎市で発生した大規模な立往生では、業者を派遣し、復旧の応援にあたりました。
高田河川国道事務所安達所長は「昨冬は柏崎で大規模滞留が発生したがそのようなことがないよう早めに対応したい」としています。
高田河川国道事務所では、雪で坂を登れない車が出やすい場所に、あらかじめ、除雪車を配置するほか、豪雪時には、高速道路と同時に国道に交通規制をかけ、一斉除雪をおこなう体制を整えることにしています。
式典の後には、除雪車両のデモンストレーションが披露されたほか、児童の乗車体験も行われました。児童からは「雪をどけてみんなが安全に登校できるようにしてほしい。たよりにしています」と声が上がっていました。
なお、去年の除雪車の初出動は12月19日でした。高田河川国道事務所は、早めのタイヤ交換と大雪の時は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
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