2023年10月17日 15:17更新
この夏の猛暑によるコメの収穫量への影響が明らかになりました。農林水産省北陸農政局によりますと、先月25日までの上越地域のコメの作柄を示す「作況指数」は93と不良の見込みです。県内ではワーストとなっています。
農林水産省北陸農政局は今月13日、今年度産のコメの「作況指数」の見通しを発表しました。それによりますと先月25日現在、上越地域の10アールあたりのコメの予想収量は481キロで、平年より54キロ少なくなっています。さらに、作柄を示す「作況指数」は93と平年の基準値の100を大幅に下回り不良となる見込みです。
県内でみると中越地域と下越地域は96、佐渡地域は99となっていて、上越地域は県内ワーストになる見込みです。
北陸農政局は不良となった原因として、この夏の暑さと水不足があるとみています。上越地域ではこの夏、山間地を中心に干ばつの被害を受けました。上越市によりますと、市内の田んぼの被害は70ヘクタール以上にのぼるということです。
北陸農政局によりますと、上越地域では先月25日時点でおよそ85パーセントが稲刈りを終えていて、今年度産の作柄の確定値は今年12月上旬に公表される予定です。
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