2023年10月15日 18:35更新
県内で唯一「防災道の駅」に指定されている「道の駅あらい」を会場に、妙高市の総合防災訓練が15日、初めて行なわれました。
訓練は上越市を震源地とする地震が起き、新井地域で震度6強を観測、市内全域で家屋の倒壊などの被害が出ている想定で行われました。参加したのは陸上自衛隊や消防、国土交通省など35の団体、約200人です。訓練では高速道路で渋滞が発生し、車の中で体調を崩した人を救急車で運びました。
また、妙高市と災害時の応援協定を結んでいる村上市や北名古屋市から飲み物などの救援物資が車で運ばれ、受け入れ方や、被害状況の情報を共有する手順を確認しました。
「道の駅あらい」には、炊事場や給水車に水を供給する管などがあります。そのため、市では広域的な災害が発生した場合、地域外から応援に駆けつけた消防や陸上自衛隊などの活動拠点を「道の駅あらい」に設置し、被害の確認や救助活動を進めることにしています。
訓練のあと城戸市長が参加者の前であいさつし、「妙高市単独では対応できないこともある。災害時は訓練以上のことはできないので、ふだんの訓練を重ねて、防災・減災の取り組みを進めたい」と締めくくりました。
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