2023年09月13日 16:36更新

消防の救助技術を競う全国大会に初めて出場した頸北消防署の消防士、市村崇将さんが見事、入賞しました。市村さんは13日、管理者の中川市長に結果を報告し、入賞経験を人命救助に生かしたいと意欲を伝えました。

頸北消防署の消防士、市村崇将さんは消防の救助技術を競う県大会で、ロープブリッジの種目で優勝し、8月25日、北海道で行われた全国大会に初めて出場しました。この種目は、川に取り残された人を救うときなどに役立つ技術です。本番では、水平に張られた20メートルのロープにつかまりながら往復します。

全国から51人が出場し、標準時間の28秒以内に素早く安全に渡れるかを競いました。

大会では順位を決めません。標準時間などの基準を満たすと入賞となります。市村さんの記録は22秒、目標は18秒でしたが見事、入賞を果たしました。市村さんは、全国大会の前、業務とは別に1日2時間の練習を週5回、猛暑の中やりきったということです。 

 市村崇将 さん
「精神力、体力が鍛えられた。人の命を助ける気持ちを持ち続けたい」 

報告を受けた中川市長は、「積み重ねてきたものが発揮された。皆さんこれから市村さんを目指して頑張ると思うので、指導をお願いします」と期待していました。 

上越地域消防局 池田聡 消防局長
「最近は（全国で）消防隊員の殉職もある。安全・確実・迅速に救助、それに火災の鎮圧。最前線で頑張ってほしい」