2023年09月13日 15:18更新
イネを植えて田んぼに字を描く「稲文字」づくりに取り組んできた上越市立清里小学校の全校児童が、12日(火)に稲刈りを行いました。今年の文字は「志」、目標に向かって進むという思いが込められています。水不足だったこの夏、文字はうまくできたでしょうか?
清里小学校では、10年以上前から稲文字づくりに挑戦してきました。今年の文字は「志2023」です。春、8アールの学校田で、文字の部分にコシヒカリを植えました。「志」には、ひとつの目標に向かって進んでいく思いが込められています。
12日(火)は全校児童84人が、グリーンファーム清里や地域の農家から教わりながら、田んぼの縁に植えたこがねもちを手刈りしました。
写真提供:清里小学校
稲文字は、稲穂が実ると分かりにくくなるため、一足早く7月下旬にドローンで撮影して確認されました。干ばつに悩まされたこの夏、稲文字の田んぼには、グリーンファーム清里が優先的に水を工面してイネを枯らさないようサポートしたということです。
稲文字づくりは、コロナ禍の影響でここしばらく上級生だけで取組んできました。全校児童での活動は4年ぶりです。そのため下級生にとっては今年がはじめての稲文字づくりとなりました。
児童
「稲の刈り方などを低学年に教えることが楽しかった。(志)1つの目標に向かって行くという意味で、コメもそういう気持ちだったのかなと思った」
この日は刈り取った稲を束ねる「まるける」と呼ばれる作業にも取り組みました。
「志」の稲文字は手刈りではなくコンバインで刈り取られ、児童はその様子をじっと見守っていました。収穫したコメの利用方法は、児童で話し合って決めるということです。
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