2023年09月11日 18:21更新
コメだけに頼らない農業をめざして、2年前からブドウを栽培している上越市清里区の「グリーンファーム清里」で、ワインの原料にするブドウの収穫が11日(月)に行われました。去年は生育不良で収量が伸びませんでしたが、ことしはその7倍以上と十分な収量となり、関係者からは喜びの声が聞かれました。
グリーンファーム清里では、およそ0.8ヘクタールの畑でブドウの木1500本ほどを栽培しています。品種は「マスカットベーリーA」です。
この夏は各地で干ばつの被害が出るなか、ブドウ畑では貯水池からの水を確保できたため、高温で甘みが増し、房の大きさや品質は上々の出来ということです。
ブドウ栽培担当 涌井大晴さん
「日射量が多く、積算温度も稼げた。糖度も上がりいいブドウになった。年々(理想に)近づいている」
11日(月)はワイン用のブドウの収穫が行われ、去年の7倍以上となるおよそ2トンが収穫されました。
ブドウは岩の原葡萄園が買い取りワインに加工します。グリーンファーム清里では今年春、去年のブドウを使って初めてのオリジナルワイン「夢遊(ゆめあそび)」を完成させました。
去年は収量が少なかったためワインの一般販売はありませんでしたが、来年からは予定しているということです。
ブドウ栽培担当 涌井大晴さん
「(ワイン)初めて味わったときには涙が出そうだった。コメ作りだけでなくブドウにも力を入れて、雇用の場を増やしたり、ワインやブドウでも楽しめるように頑張っていきたい」
グリーンファーム清里のブドウは、オリジナルワイン「夢遊」だけでなく、岩の原葡萄園の代表銘柄「深雪花」や「善」にも使用される予定ということです。
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