2025年04月03日 18:30更新

第100回高田城址公園観桜会を盛り上げようと、上越地域の高校生が人力車を走らせてサクラ巡りを楽しめる企画を考えました。人力車の運行は来週末の2日間で、現在、運行に必要な費用をクラウドファンディングで募っています。

写真提供：新潟エアセレスト

人力車でサクラ巡りを企画したのは、去年12月上越地域の高校生が立ち上げた団体「新潟エアセレスト」です。メンバーは8人。企業などから支援を受けながら、これまで直江津屋台会館でのイベント運営やレルヒ祭の運営補助などをしてきました。今回、第100回高田城址公園観桜会を盛り上げようと、人力車を走らせる企画を考えました。

新潟エアセレスト　小酒井 一真 代表
「高田の観桜会で新しいことをしたい。会場が広いので2次交通に目を付けた。会場内の2次交通、トゥクトゥク、人力車などのイベントがない。十数年前に人力車が運行していた。もう1回復活させよう。これから根付かせて継続的な運行の第一歩」

今回の企画では、東京都港区の「東京みなと人力車田中屋」から支援を受けました。田中屋が人力車を引き、利用する人は2つあるルートから選び、園内のサクラ巡りを楽しめます。田中屋の代表 田中宏典さんは、「人力車は車文化のルーツで日本特有の文化。エンジン音がなく風や屋台の香りなどふだんとは違った賑わいの音を感じられるのが魅力」と話しています。

キャンプファイヤー

現在、団体では運行に必要な費用をクラウドファンディングで今月13日（日）まで募っています。一口3000円から、目標金額は70万円です。インターネットサイト「キャンプファイヤー」で受け付けています。

新潟エアセレスト　小酒井一真 代表
「目線はいつもより高いのでサクラがいつもより近い。いつも歩いたり自転車で通るところに人力車で来ることに感動。車夫との温かい会話も楽しめる1つのポイント。もちろん地元の人にも利用してほしい。サクラを楽しみに来た観光客や外国人に乗ってもらい、日本文化を楽しんでもらいたい」

人力車の運行は来週末12日（土）と13日（日）の2日間で、時間は午前10時30分から午後8時までです。

新潟エアセレスト　小酒井一真 代表
「新潟県内にも人力車の常設はない。イベントでさまざまなところから呼んでいる。新しいものを作っていきながら、新しいものと今の文化を共存。もっとたくさんの人に上越を知ってもらえたら」

なお、集まった金額に関わらず、運行はするということです。人力車は当日、芝生広場にあるチケットブースで申し込みができます。