2023年09月08日 17:30更新
国内最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」の日常を紹介する催しが、上越市立水族博物館うみがたりで開かれています。
オスのゴマフアザラシ、ジローです。1983年3月に旧上越市立水族博物館で生まれ、今年40歳になりました。「立つアザラシ」として人気者だったジョーを父にもち、ジローも立つことがあります。
飼育されるゴマフアザラシの寿命が30歳と言われる中で、国内最高齢記録を更新中です。うみがたりでは、今月の敬老の日にちなみ、ジローの1日の過ごし方などを飼育員が紹介するイベントを開いています。
千葉からの来館者は「この水族館をしらべたら最高齢のジローを知った。ぜひ会いたいと来た。ひげがかわいいぷっくらしている。長生きしてほしい」と笑顔で話していました。
ジローは高齢のため目はほとんど見えません。飼育員が棒でヒゲを触ることでコミュニケーションを取ります。
現在うみがたりにはジローをふくめ5頭のゴマフアザラシが飼育されていますが、エサの時間が近くなると、ジローが真っ先に鳴いて催促します。
うみがたり飼育員の横澤彰平さん
「自由気ままに生活している。よく食べて、よく寝て、泳ぎたいときに泳ぐ。日なたぼっこも好き。ジローらしく生活しているのが長寿の秘訣ではないか。マイペースで暮らすのがいいんですかね」
ジローはほかのアザラシよりひとまわり大きく体重は81.5キロあります。エサの魚も好き嫌いなく何でも食べ、毎日4キロを平らげるほど食欲が旺盛です。
うみがたり飼育員の横澤彰平さん
「ジローにはこれまでどおりジローらしくジローのペースで暮らしてほしい」
ジローを紹介するこの催しは今月18日、敬老の日まで、毎日午後1時から5分程度行われます。立ち姿は、午後1時のエサの前によく見られるそうです。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.