2017年10月03日 14:21更新
上越市南高田町の上越地域医療センター病院に新たに児童精神科が新設され、診療がはじまっている。当面の間は完全予約制で診察することになっている。
児童精神科は、衝動的な行動をしたり不注意などの障害を特徴とする、注意欠如多動性障害や自閉症など、子どもの心の問題を診察・治療をする。
市によると、上越地域で対応できる医療機関は年3回診察を行う県立中央病院の他、下門前の小児科しかないという。専門医や診察できる医療機関が少なく、長岡市や新潟市など近隣の医療機関で受診する患者もいるという。
上越市では専門医を確保できたことから、上越市南高田町の上越地域医療センター病院に児童精神科を新設した。診察は第1火曜日の午前のみで、先月から診療が始まっている。先月は2人、今月は3人が受診する。
受診した児童の保護者から評価が高い一方で、課題もある。1人あたりの診察時間が長くなるため、受診を希望する患者が増えた際の対応を検討している。
上越地域医療センター病院の児童精神科は完全予約制。一般外来では受け付けておらず、上越市すこやかなくらし包括支援センターで予約の受付の他、問診も行う。上越市すこやかなくらし包括支援センターの渡辺晶恵所長は「病院の新築・改築に合わせて医師の確保ができ、常設で児童精神科が出来ればありがたい。医師がこれからどういう形で協力してもらえるかわからないが、できれば大きく広げてもらえればと」 期待を寄せている。
※2017年10月3日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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