2023年06月14日 21:37更新
ガス水道管の入れ替え作業を見て将来の夢に生かしてもらおうと14日(水)、県立上越総合技術高校の生徒が現場を見学しました。
見学会は、上越市管工事業協同組合の青年部が初めて開きました。この日は上越総合技術高校の土木防災科3年生12人が、学校前の道路で行われているガス水道管の入れ替え工事を見学しました。
ガス管と水道管はいずれも金属製で、40年間使われて老朽化しています。これを耐震性が高い最新のポリエチレン製に入れ替えます。
生徒は、管を熱で溶かして連結させる「融着」と呼ばれる技術の実際をみました。作業は、細かなチェックシートにしたがって安全確実に進められます。
生徒からは「やっぱり大変だなぁ。どんな仕事でも楽なところはない」「作業のチェックはとても大事だと改めて思った」といった声が聞かれました。
協同組合が見学会を開いた背景には、深刻な人材不足があります。
協同組合青年部の山田重孝副部長は「新しい技術者が非常に少ない。技術者や技能者が少ないと受注できないうえ、緊急時に対応できない。生徒の皆さんに入ってもらえることを心待ちにしています。気軽に門をたたいてください」と呼びかけていました。
生徒のひとりは「自分も人の生活にかかわる仕事で人の役に立ちたい。すごく勉強になった」と大きな手ごたえを感じているようでした。
上越総合技術高校によりますと、参加した生徒のほとんどが土木業や建設業への就職を希望しているということです。
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