2023年05月16日 14:32更新
理科室を冷やそう!
夏の節電対策に役立てるため、校舎の外壁をゴーヤで覆うグリーンカーテンを作ろうと上越市立高志小学校の児童が15日(月)、ゴーヤの苗を植えました。
グリーンカーテン作りは上越市が進めていて、高志小学校をはじめ、高田城址公園オーレンプラザなど3か所で建物の外壁にゴーヤを育てて太陽光を遮る計画です。ねらいはエアコンの消費電力の削減です。
15日は高志小学校の環境委員会のメンバー10人がプランターにゴーヤの苗を植えて、日当たりの良い理科室の窓下に並べました。
高志小学校 小島章子 教諭
「(理科室)夏はとにかく暑い。扇風機を3台設置している」
グリーンカーテンは2か月程で校舎の2階あたりまで伸び、苗植えを指導した小島征一さんによりますと室内の温度を2~3度涼しくする効果があるということです。
新潟県地球温暖化防止活動推進員 小島征一さん
「(児童に)水やりをしてもらい丈夫に育ててもらえれば効果が出る」
児童
「(ゴーヤ)大きく育ってほしい」
この取り組みは、二酸化炭素の排出量を減らしてカーボンゼロを目指そうと県などが呼びかけるプロジェクト「にいがた緑の陣」の一環で行われました。県内9つの市と町が参加しそれぞれでグリーンカーテンを設置し、ゴーヤの収穫量や住民の参加度などをポイント化して順位を競います。
上越市環境政策課 笠尾夏子さん
「グリーンカーテンを普及していきたい。上越市では(にいがた緑の陣)連覇目指したい」
児童は来月中旬、グリーンカーテンや地球温暖化について学びます。また、ゴーヤは来月には実をつけて児童が収穫するということです。
なお「にいがた緑の陣」の期間は10月末までです。去年は上越市が優勝しています。
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