2023年04月04日 17:00更新
春の火災予防運動にあわせて、上越市下門前の「ホテルビジネスイン上越」で4日、火災で逃げ遅れた宿泊客の救出訓練が行われました。
訓練は、夜間の従業員が少ない時間帯に、ホテル客室の7階から出火し、宿泊客2人が逃げ遅れた想定で行われました。
訓練のポイントは、ホテル従業員が宿泊客の人数や出火場所などを素早く正確に消防署に通報できるかです。
訓練には上越消防署のはしご車や消防車5台、消防士20人が参加しました。
火の出た部屋の宿泊客1人が7階に取り残されましたが、はしご車で救出されました。もう1人は非常階段で避難しました。
救出訓練のあとは、はしご車を使った放水訓練です。
上越消防署 横田里美署長
「実際には煙の中、非常照明、耐火建築物なので熱気の中での活動。春先にはホテルを利用する人が多い。もしもの時に対応できるよう訓練した」
ホテルビジネスイン上越が消防署と連携して訓練を行うのは15年ぶりでした。
春の火災予防運動は今週7日まで行われます。
消防署では、毎年この時期は空気が乾燥し、野焼きによる火災が多く発生するとして注意を呼び掛けています。
横田署長
「3月4月に芝火災が多く発生している。炎が昼間は見えづらく負傷者で出ることも多い。野焼き・ごみの焼却は、やらないでほしい」
上越地域消防局によりますと、今年管内で発生した火災は4日現在23件です。年間の火災件数が過去10年間で最多だった去年の70件を上回るペースだということです。
特に4月に入ってからは4日間で建物火災1件、芝火災は5件と増えています。
野焼き、たき火は、原則禁止されています。屋外での火の使用は極力控えてください。
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