2023年03月13日 17:14更新
文弥人形に親しみを持ってもらおうと、観劇と体験ができる催しが3月5日に行われました。
催しを企画したのは、現在5人で活動する文弥人形の一座「常盤座」です。日ごろの活動について知ってもらうとともに座員の募集を目的に開催しました。
国の重要無形文化財であるのろま人形、説教人形を含めた佐渡の人形芝居は、明治時代には50の座で上演されていましたが、現在は常盤座を含め9つに減っていて高齢化や担い手不足が課題となっています。
この日の体験には、文弥人形に興味をがある人たち10人ほどが参加しました。演目では平安時代、牛若丸と呼ばれていた源義経と弁慶が、京都の五条の橋で初めて出会い、決闘を繰り広げる場面が演じられました。これは文弥人形の演目の中でもストーリーが広く知られていて、わかりやすく弁慶と義経が、薙刀と刀で戦うシーンも盛り込まれていて、初めて文弥人形を見る人でも楽しめる内容になっています。
また、常盤座の初の試みとして演目終了後に、参加者が舞台の中に入って人形に触れる時間が設けられました。参加者は人形の重さや操る難しさを実際に体感し、驚きの表情を見せていました。そのほか、座談会の時間もあり、参加者は上演された演目についてなど出演者との談笑を楽しんでいました。
常盤座の和田登志江座長
「活動を知ってもらうためには行動することが大事。佐渡の人形芝居を知ってもらい常盤座をかわいがってもらえたら」
佐渡テレビジョン
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