2017年09月12日 06:03更新
上越市立直江津小学校の児童が11日、荒川橋の下にある祇園祭の様子を描いたレリーフに色を塗る作業をおこなった。
祇園祭の神輿下りの様子が描かれたレリーフは、関川の改修工事をする中で平成4年に高田河川国道事務所が制作した。江戸時代から続いていた神輿の川下りは、戦争などの影響で永年行わなくなっていた。平成3年に神輿の川下りが50年ぶりに復活し、翌年に荒川橋の一部が完成したことから、神輿の到着する荒川橋左岸にレリーフが取り付けられた。
直江津小学校の4年生が、総合学習の中で関川を散策している時にこのレリーフに気づいた。児童はレリーフの存在をもっと知ってもらおうと、色を塗ることを高田河川国道事務所に提案した。
きょうは先週下塗りをしたレリーフに色を付けた。児童の保護者の中に塗装会社に勤める人がいて、数人の職員と協力し色の塗り方を子どもたちに指導した。「こんなところにあるなんて知らなかった。細かいところが難しかった、もっと知ってもらいたい」と話す児童。
高田河川国道事務所の職員は「レリーフが出来てから25年の節目に、地元の児童によって新しく生まれかわる。今回を機にレリーフの存在を市民にもっと知ってもらえると嬉しい」と話していた。
※2017年9月12日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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