2023年02月13日 15:46更新
ワインの熟成に欠かせない雪室への雪入れ作業が13日(月)、上越市の岩の原葡萄園で行われました。
岩の原葡萄園では雪室を使って石蔵を冷やし、ワインを熟成させています。この手法は100年以上前、創業者の川上善兵衛が考えました。この日は隣の牧区から雪をダンプで運び、小型除雪機で次々と雪室に入れていきました。
今シーズンは、先月末にようやくまとまった雪が降ったことで、例年より10日遅い雪入れとなりました。
岩野原葡萄園の西山行雄さん
「雪は降れば厄介だが、雪室で使えば環境に配慮した利用だ。善兵衛さんも自然を利用してワインを造った。これからも継続したい」
雪室には14日までに約300トンの雪を運び入れます。そのあと、今年4月から10月にかけて雪室の隣にある石蔵を摂氏18度に保ちます。
中には主力商品の「深雪花」や「ヘリテージ」など、高級ワインが樽のまま置かれます。味わえるのは、来年の春になるということです。
岩野原葡萄園の西山行雄さん
「雪室ワインは深みのある味になる。これが雪室熟成されたワインと思いながら楽しんでほしい」
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