2023年01月08日 11:46更新
9日の成人の日を前に、20歳を祝う式典が7日上越市板倉区で開かれ、板倉中学校を卒業した若者たちが互いの門出を祝いました。
成人の年齢は去年、18歳に引き下げられたものの、板倉区では旧板倉町時代から毎年、この時期に20歳を迎える若者を集めた式典が開かれています。式典はことしも20歳の有志が企画・運営し、会場には平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた板倉中学校の卒業生66人のうち、46人が出席しました。
出席者
「高校から離れた友だちもいて、久々に会えてよかった」
「最初、顔を見ても分からなかったが、声を聞いたら誰か分かった」
式典では出席者を代表して3人が20歳の抱負を述べました。このうち三浦菖瑚さんは東京の大学に通うため1人暮らしをしていて、気づいたことがあると話しました。
三浦菖瑚さん
「病気になると頼れる人がいないので心細い。アルバイトでお金をもらうため、金銭の対価として(自分の)価値を提供する社会的責任を感じた。引っ越して間もない頃は、炊事・洗濯ができず、両親のありがたさを痛感した。このような時、友人や家族が支えになった。人との縁を大切にして、誰かの支えになれるよう精進したい」
また式典には中学時代の恩師2人も出席しました。その1人、渡邊貴洋さんは「人との出会いは楽しいことばかりではなく、しんどいこともあるが、出会いは学びや変化をもたらす。出会いを大事に豊かな人生を歩んでほしい」とはなむけの言葉を送りました。
出席者
「(親元を離れて)長野県の大学に通っている。親に頼りきりだったので、自立しないといけないと実感した。看護師を目指して笑顔を与えられるようになりたい」
実行委員会 野澤優月さん・生利瑠菜さん
「去年9月から準備をしてきたので、集まることができて安心した。みんな目標が違うが、頑張ってほしい」
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