2022年12月29日 13:57更新
妙高市のふるさと納税の返礼品に登録されている「廃材コースター」づくりに、デイサービスの利用者が協力する取組みがはじまり、お年寄りのやりがいにつながると話題になっています。
廃材コースターは、妙高市の山﨑建設が、建築現場で余った建材を使って製造・販売しています。ことし9月、コースターが妙高市ふるさと納税の返礼品に登録されたことをきっかけに、妙高市のデイサービスセンター「くりはら」が仕上げ作業を引き受けることになりました。作業には、施設を利用するお年寄りの希望した人があたります。
山﨑建設 山﨑健太郎 代表取締役社長
「社会参加型軽作業として雇用を生んで、税収にも寄与する。良い循環のスパイラルを生んでいきたい」
また、デイサービスを運営する上越市の福祉サービス会社 リボーンは、施設を利用するお年寄りにとって、コースター作りがやりがいにつながると話します。
リボーン 飛田泰二 代表取締役社長
「高齢者の生きがいは何かと考えた時に、仕事ではないかと。(デイサービス)キャンセル率はこれまで2割だったが、今は一桁になった」
28日(水)は山﨑建設の社員が施設を訪れ、コースターの仕上げについて説明しました。作業内容は、ヤスリ掛けや商品ロゴの焼き印、パッケージの組み立てなどです。
作業にあたった利用者の一人は「生きがいになる。丁寧に作業したい」と笑顔で話していました。
山﨑建設 山﨑健太郎 代表取締役社長
「福祉業界との連携は少なく、いいチャンス。このチャンスを生かして、新しい地域の課題解決の形を模索したい」
コースターを作った利用者には、一定程度の謝礼金が支払われます。山﨑建設では今後の作業ペースをみながら、委託する数量などを決めていくということです。
廃材コースターは、妙高市のふるさと納税5000円分に対して1枚が返礼品となります。
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