2022年11月19日 19:00更新
ふるさとの宝物を伝えたい!
上越市桑取・谷浜地区の伝統芸能「里神楽」を上越市立谷浜小学校の児童が来月披露します。その本番へむけた稽古がはじまり、児童が古式ゆかしい舞を覚えようと汗をかいています。
里神楽は、桑取・谷浜地区で五穀豊穣や子孫繁栄を願い奉納される舞で代々地元の宮司などが受け継いできました。
谷浜小学校では、地域の伝統文化を学ぶことでふるさとに誇りを持ってもらおうと、5年前から児童が里神楽の舞を披露しています。
今年は5、6年生15人が「獅子」や「海幸」など、9つの演目に取り組みます。稽古は週1回行われ、18日(金)は児童が地元の宮司5人から神楽の振り付けや動きなどを教わりました。
これは、五穀豊穣を祈る「太玉」種まきの仕草を表現しています。本番では、種の代わりに飴をまいて会場を盛り上げます。
児童は宮司から動作を大きくすることや、お互いに動きを合わせることなどアドバイスを受けていました。
児童
「去年はコロナ禍で発表が出来なかった。今年こそ発表したい。楽しく舞いたい」
「動き方など微妙な動作が難しかった。何年も昔から受け継がれている里神楽なので僕たちで大切に残していけるような、みんながやりたくなるような神楽になれば」
白山神社 岩片克己 宮司
「6年生が5年生を引っ張りながら良い状態で覚えてくれている。里神楽を通して故郷の歴史や土地柄、地域性に触れることを感じてほしい」
児童はこのあとも稽古を重ねて、来月20日(火)に全校児童や保護者の前で里神楽を発表します。
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