2022年11月12日 13:33更新
上越教育大学附属小の児童が障がいのある人との理想の働き方を考えようときょう12日、上越つくしの里医療福祉協会と一緒にオリジナルの料理やグッズを販売するイベントを上越市高土町のつくしセンターで開きました。
イベントを開いたのは上越教育大学附属小の6年1組と上越つくしの里医療福祉協会です。 児童はこれまで、就労支援施設、つくし工房の利用者と交流しながら障がいのある人との理想の暮らし方を考えてきました。その中で理想の働き方にスポットを当てて一緒に働く機会を作ろうとイベントが開かれることになりました。
きょうはつくし工房で作られているひまわりオイルを使ったオリジナルレシピの提供や工房で作っている英字新聞のエコバックの販売などを行いました。接客や調理、配膳など児童と利用者が協力して行います。
ひまわりオイルを使ったレシピは児童が夏休みに一人一品考案し、その中から選ばれた生ハムのペペロンチーノと野沢菜のスープ、カップケーキが提供されました。野沢菜のスープを考案した児童は「簡単でおいしく作りたかった。家でも作ってほしい」と話しました。また、食べた人は「おいしい。児童と障がい者が一緒に働いているのを見ていい活動だなと思った」と話していました。
工房で作っている英字新聞のエコバック販売では児童が考案したゴミ箱やスリッパなどオリジナルの作品も合わせて販売されました。
児童はイベントを通して「今までは障がい者はちょっと違う人という壁があったが、少し違う場所があるだけなんだと気付いて壁がなくなった。」と話していました。担任の齋藤晃教諭は「実際に一緒に働くことで今まで考えてきたことの確認や改めて考えなければいけないことを学んでもらえれば」と話していました。
児童は今後も利用者との交流などを通して障がいのある人との理想の暮らし方を考えていくとのことです。
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