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大潟区の田んぼにコウノトリ飛来 京都生まれの3歳と判明

2022年11月10日 12:00更新

上越市大潟区朝日池のすぐ近くの田んぼで8日(火)の朝、絶滅危惧種で国の天然記念物「コウノトリ」の飛来が確認されました。

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コウノトリを撮影したのはJCVのスタッフです。ハクチョウを撮影中に近くの田んぼで見つけました。兵庫県立コウノトリの郷公園に確認すると、足環の色からこの個体は2019年京都府京丹後市生まれのオスで、今年で3歳になるコウノトリであることが判明しました。

コウノトリの郷公園の伊東真香さんによりますと、この個体は2019年6月に巣立ちしたコウノトリです。その後、毎年新潟県内で目撃されているということです。コウノトリは過去に上越市三和区や大潟区の周辺でも目撃されており、良い餌場と認識して再飛来していると考えられるということです。

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コウノトリは明治10年ごろは日本全域で普通に見られる鳥でしたが、害鳥扱いされて駆除されたり、農薬の使用などにより数を減らし、昭和46年に一度日本から姿を消しました(野生絶滅)。その後、兵庫県などが野生保護復帰プロジェクトとして保護、繁殖、放鳥に取り組んできました。

コウノトリの郷公園によりますと、識別できた個体で野外に生息するコウノトリは10月末時点で309羽です。コウノトリの飛来は2020年8月末の時点で北海道、沖縄を含む全国47都道府県、485市町村で確認されています。

兵庫県立コウノトリの郷公園では、コウノトリ目撃の情報提供を呼びかけています。

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