2022年09月30日 04:00更新
障がい者のアート作品を地酒のラベルにして発信するプロジェクト「ぼくらのShuShuShu」は、来月1日からの発売に向けて、作品を手掛けた障がい者と酒蔵などが酒店に集まり、28日(水)に商品をアピールしました。
「ぼくらのShuShuShu」プロジェクトには11の蔵元が参加して、アートに取り組む障がい者14人の作品を酒瓶のラベルにしました。
去年に続いて2回目となる今年は、蔵元のほかに農家7軒が加わり「ぼくらのMaiMaiMai(まいまいまい)」プロジェクトとして、コメ袋のデザインに作品を採用しました。
この日、上越市春日新田にある酒店「まいどや」に作品を提供した長田匠さんと馬場悠斗さん、頚城酒造の八木崇博さんと、コメ農家の岸田健さんが集まり、商品をアピールしました。
アート作品を提供した 馬場悠斗さん
「うれしい。ありがとうございました」
アート作品を提供した長田匠さん
「フクロウと魚の絵を描いた。(ラベルになった気持ちをジャズ風の歌で表現)」
コメ農家の岸田さんは「ぼくらのShuShuShu」の取り組みに刺激を受けたといいます。
農家 岸田健さん
「アート作品がラベルになり、ワクワク、楽しみが伝わっていく。コメ農家7軒、ネットなど販売網はある。活動が全国に知ってもらえる」
頚城酒造 代表取締役 八木崇博さん
「アート(ラベル)は自由で楽しい。ワクワクしながら酒を楽しんでもらえれば」
まいどや 代表取締役 杉田彰さん
「活動をずっと続けていきたい。いろいろな人にわかってほしい」
「ぼくらのShuShuShu」の商品は、1本720ミリリットルで税込2200円。「日本酒の日」の10月1日から、上越地域にある20の酒店で販売されます。
また、コメ袋は新之助5キロ入りで、税込み3130円。まいどやで10月10日頃から販売する予定です。いずれも売り上げの一部は、作家に還元されることになっています。
発売にあわせ、上越地域の15の酒店では作品を展示する「サカヤでアート」が10月30日まで開かれています。
このプロジェクト、関係者によりますと酒瓶とコメ袋に留まらず、今後はほかの業種ともコラボが生まれそうだということです。
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