2022年09月17日 15:00更新
昼間、保護者と離れているときに大地震が発生した想定での避難訓練が16日(金)、上越市牧区にある保育園と小中学校で行われました。子どもたちは、助け合いながら逃げる時の経路などを確認しました。
訓練は震度7の地震が発生した想定で、上越市立牧保育園の園児と牧小学校の児童、そして、牧中学校の生徒あわせて77人が参加しました。訓練では、まず1次避難としてそれぞれの施設でグラウンドに集まりました。その後、園舎や中学校校舎が倒壊する恐れがあるという想定で、園児と生徒が牧小学校のグラウンドに2次避難してきます。
訓練はここで終わりません。この後、小学校グラウンド横の法面や道が崩れる恐れがあるという想定で、参加者全員が小学校からおよそ300メートル離れたコミュニティプラザまで3回目の避難をしました。
コロナ対策として、園児や低学年の児童は、上級生に頼ることができません。そのため、同級生同士で声を掛け合うなどして歩いていました。関係者によりますと、コミュニティプラザまでの避難コースは回り道でした。ほかに近道がありますが、ハザードマップで危険箇所になっているため使わなかったということです。訓練で子どもたちは近道で避難しないことを学びました。
児童
「いつも通っている道と違うのでびっくりしたが、その場に対応して動けて良かった」
「いつ災害が起こるか分からないが起こった時に出来ることが学べて良かった」
牧小学校 百目鬼 弘通 校長
「訓練は訓練として自分で振り返り、本当の災害時はどう動けば良いか考えてもらいたい。小さい子どもは大人や上級生と逃げるなど臨機応変にできればと思う」
訓練の後には、陸上自衛隊高田駐屯地の隊員がけが人などを安全な場所へ運ぶときの方法などを指導していました。
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