2017年08月10日 13:23更新
国産ブドウ100%のワインを対象にしたコンクールが、先月に山梨県で開かれ、上越市北方の「岩の原葡萄園」のワインが、国内改良等品種 赤部門で、最高賞を受賞した。
最高賞を受賞したのは岩の原ワイン「マスカット・ベーリーA2015」。岩の原葡萄園によると、豊かな香りが特徴で、柔らかな口当たりの赤ワイン。
コンクールは、日本ワインの品質と認知度の向上を目的に毎年行われる、日本で唯一のコンクール。12部門に分けられて審査され、15回目の今年は全国から計726本がエントリーした。
「マスカット・ベーリーA2015」は国内改良等品種 赤部門にエントリー。116本のエントリーのうち見事金賞を受賞し、最高評点のワインに贈られる部門最高賞にも選ばれた。
このワインは2015年に岩の原で収穫した日本固有のブドウ品種「マスカット・ベーリーA」から造られたワイン。2015年の平均気温は平年並みだったが、他年に比べて降水量が少ない年で、よく成熟したブドウが収穫できたということ。
同じ部門にエントリーした多くのワインが、マスカット・ベーリーAを使っていながらも、岩の原ワインが最高賞を受賞したことについて、棚橋 博史社長は「上越で育てられたブドウで造ったワインの品質が、非常にバランスの良い出来であるところが評価されたと思う」と話した。
岩の原ワインの「マスカット・ベーリーA」がこのコンクールで金賞を受賞したのは2年ぶり3回目。部門最高賞を受賞したのはヘリテイジ2013以来、2年ぶり2回目。
なお、今回のコンクールでは「マスカット・ベーリーA2015」を含め、岩の原ワインからエントリーした7本が受賞している。
金賞・部門最高賞を受賞した「岩の原ワインマスカット・ベーリーA2015」は、来月16日から全国販売される。コンクールの表彰式は来月1日に山梨県で行われる。
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