2022年06月08日 17:46更新

コメ作りから酒造りを学ぶ授業が、上越市立大潟町小学校で始まりました。8日は地元の酒蔵の協力のもと、児童が酒米の田植えを行いました。秋に収穫したあとは日本酒を仕込み、できた酒は二十歳の記念にプレゼントされることになっています。

酒米の田植えを行ったのは、大潟町小学校の6年生70人です。児童は1年計画で稲刈りから酒造り体験まで取組みます。この企画は、日本酒「かたふね」のブランドで知られる地元大潟区の竹田酒造店の提案で実現しました。

田んぼは竹田酒造店が契約している農家のもので、広さは8アール。児童は農家に教わりながら幅25センチのマス目に合わせ、3株から4株ずつ手植えしました。酒米は「越神楽（こしかぐら）」という品種です。

児童
「足が埋まって難しかったけど、うまく苗を植えられた」
「良い酒になるようにと思って植えた。完成した酒が届くまでほかの酒飲まない。この酒を初めての酒にしたい」

協力した農家 清水徳幸さん
「最高。これ以上無いくらい（の出来栄え）。とても良いコメになると思う」

竹田酒造店 10代目 竹田春毅さん
「ものづくりを通して地域への愛着 誇りを感じてもらい、大潟をより好きな大人になってもらいたい」

日本酒は来年2月の完成予定です。酒瓶に貼るラベルは児童がデザインを考えることになっていて、児童が二十歳になったときに、記念にプレゼントされます。