2022年05月09日 16:44更新
毎年5月から行われる天領佐渡両津薪能が5日にはじまり、訪れた多くの人が幽玄の世界に酔いしれました。
20年以上前にはじまったとされる天領佐渡両津薪能は、島内でも有名な演能で、佐渡市両津地区原黒の椎崎諏訪神社能舞台で毎年5月から10月の間、毎月開催されています。
去年は新型コロナウイルス感染対策のため、人数を制限し事前予約制での開催でしたが、今年は通常どおり開催され、地元の人をはじめ観光客などおよそ200人が鑑賞しました。
この日は宝生流の能楽師齋藤美千恵さんがシテを務め、人気の演目「羽衣(はごろも)」が演じられました。
物語は、漁師が松の枝にかかる美しい衣を見つけ、家宝にしようと衣を手にした所へ天人が現れ羽衣を返してほしいと懇願します。
漁師は羽衣を返すかわりに舞を舞ってほしいと願うと天人は羽衣を身にまとい優美に舞います。
訪れた人たちは、薪の明かりの中演じられる幽玄の世界を堪能しているようでした。
観光客は「薪の明かりの中演じられるのが雰囲気が良かった」と話していました。
天領佐渡両津薪能の次回は6月4日で、演目は「巴(ともえ)」です。詳細は佐渡観光交流機構へお問い合わせください。
佐渡テレビジョン
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.