2022年05月03日 14:32更新
直江津朝市の三八まつりが3日、3年ぶりに開かれ、夏のまつり本番を前に直江津祇園囃子が朝市の通りに響き渡りました。
三八まつりは直江津の三・八朝市が明治44年の5月3日に当時の実業青年会によって開設されたことにあわせて、毎年開かれています。去年、おととしはコロナ禍で開催が見送られ、3年ぶりの開催です。近年はタケノコ汁や豚汁のふるまいがイベントの目玉でしたが、ことしは直江津祇園祭の祭囃子が初めて披露されました。
直江津正調祇園囃子同好会の6人が町内を巡行するときの「流し」、商店の前で屋台を停泊させるときの「泊り」、そして御饌米奉納後に流す「いたこ」の3曲を披露しました。
演奏を聞いた人は「久しぶり!直江津はやっぱりこれを聞かないと!」「テンションが上がる。伝統は大切に残していけないと感じた」「直江津の人間ですから、やっぱり祇園の太鼓聞くとワクワクする。まつりも2年やっていないからそろそろ練習しないと…うちの町内も今年こそはやってほしいという意見が増えている」とそれぞれ話していました。
三八朝市周辺まちづくり協議会の勝島寅一郎会長は「直江津の心意気を感じてほしいと開催した。『やはり直江津!』と祇園囃子が聞こえたらワクワクするような人が増えれば。来年以降の朝市まつりには子ども達も参加する祭囃子を打ってもらいたい」と今後に期待を膨らませていました。
このほか会場では端午の節句にあわせ、「かしわ餅の食べ比べ」と題して直江津菓子組合加盟の5つの店がそれぞれ自慢のかしわ餅を販売し、会場は多くの人で賑わっていました。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.