2017年08月07日 17:55更新

 台風第5号は、7日午後3時半頃、和歌山県北部に上陸。時速20kmの速さで北東へ進んでいる。今回の台風は、中心気圧や暴風域を見る限り、特に強かったり大きいものではないが、とにかく進む速度が遅いというのが特徴。このため同じ場所で強い雨が長く降る続く恐れがあり、警戒が必要だ。

台風はこれから速度をさらに遅くして、8日明け方から9日明け方に新潟県付近に接近する見込み。このため上越地方では雨が次第に強まり、少し長引く恐れがある。あす8日の昼頃がピークとなりそうだ。いったん弱まってもまた強く降りだすこともあるので、少なくとも9日の朝までは大雨に警戒が必要。

8日朝から夜遅くにかけて県内では1時間に60㎜の非常に激しい雨が降るおそれがある。7日18時から8日18時までの24時間降水量は上越では200㎜の見込み。

また海岸平野部を中心に、きょう7日の夕方頃からあす8日にかけて西風が強まりそうだ。大雨、強風ともに通勤通学の時間帯と重なる可能性があり、車の運転などに十分に警戒してほしい。

暴風や大雨に備えて次のことに注意
・できる限り不要な外出は控える
・河川や土地の低いところには近づかない
・増水した用水路や海岸の見回り、屋外での作業は控える
・また土砂災害の危険性もあるので、急な傾斜地にも近づかない

情報提供：SnowCast