2022年04月10日 16:11更新

高田城址公園で開催中の第97回高田城址公園観桜会は10日、満開後初の週末を迎えた。晴天に恵まれ、ブルーインパルスと満開の桜を見ようと、市内はもとより県外からも大勢の人が詰めかけ、にぎわった。

7日（木）の開花宣言から4日目での満開。午後12時6分には最高気温27.2℃を記録した。公園では朝からシートを広げ家族でくつろぐ姿や、カメラを何台も持参し大荷物で撮影に臨む姿、さらに、たこ焼きやクレープの行列、ご当地グルメに舌鼓を打つ姿が見られた。

会場にいた人の声を集めた。

極楽橋付近の市職員「きょうは、きのうより混んでいると感じる。朝7時すぎから人が集まり始めた」

中郷区の写真サークル『中郷ホットックラブ』メンバー「きょうは8時半頃から満開の桜を撮影している。年4回はーとぴあ中郷で写真展を開催していて、次回の展覧会は5月25日からの予定。ぜひ皆さん見に来てほしい」

群馬県高崎市から来た女性「ブルーインパルスが好きで、飛行を見に全国各地に出かけている。きょうは夫に運転してもらい、連れてきてもらった。楽しみ」

富山から写真を撮りに来た男性「きのうは混んでいて、ブルーインパルスの予行飛行に間に合わなかった。昨日は夜桜を撮って、きょうの本番に向けて下見した」

石川県から来たブルーインパルスのファン「日付が変わる頃に来た。お城とブルーインパルスの撮影は、彦根城の2018年以来。ブルーインパルスと三重櫓、そして満開の桜3セットを写真におさめたい」

新潟市の親子と糸魚川市の親子「母親同士が友達で、高田城址公園で落ち合った。会場の地図看板を携帯電話で撮って、公園巡りに役立てたい」

魚沼市から来た男性「茶屋で満開の桜を見ながら飲むビールは格別」

飲食が3年ぶりに可能となった今年。極楽橋付近の物産展には地元の飲食店が出店しており、行列ができた。県内から来た女性は午前10時過ぎからご当地グルメの「雪室酒粕ラーメン（600円）」を頬張った。

女性「酒粕が好き。ラーメンに酒粕が入っているのは珍しいが、上越ではメジャーというイメージ。おいしい」

4年ぶりに満開の桜を見に県内から来た女性「以前は臨時駐車場に車を止めてシャトルバスで夜桜を見に来ていた。今年はシャトルバスの運行が限られ、ブルーの飛行も重なり混雑が予想される、と聞いて、きのう情報を集めまくってなんとか駐車できた。ホッとして7時過ぎに公園で朝食を食べた」

観桜会を主催する上越観光コンベンション協会によりますと、会期は17日（日）まで、園内での飲食は「4人以内」としている。酒類は会場内の茶屋のみで可能。