2022年02月07日 18:10更新

上越地方は5日（土）から強い寒波が入り、特に山沿いで大雪となりました。妙高市関山では6日（日）、この冬最高となる積雪289センチ、頸南消防署では342センチを記録しました。こうした中、妙高市の一部地域に県の災害救助条例が適用されました。市が救助が必要な世帯で雪下ろしをした場合は、県がその費用を一部負担します。

妙高市関山

上越地方は、５日から雪が降り続き、山沿いを中心に大雪となりました。6日午後4時現在、各地の積雪量は、上越市高田で112センチ、安塚で208センチ、妙高市関山で261センチとなっています。

妙高市の山沿いでは、人の背丈の倍近い雪の壁ができ、住民が除雪作業に追われていました。

妙高高原

連日の降雪を受けて、県は6日に妙高高原の一部地域に「災害救助条例」を適用しました。これにより、2月15日までの10日間、救助が必要な世帯で市が屋根の雪下ろしを実施した場合、県が費用の一部を負担することになります。

対象はおよそ400世帯。7日に市が申請書を郵送しました。支援を希望する場合は、申請書を返送するか、市役所の福祉介護課へ持ち込む必要があります。

一方、雪に関連した事故やトラブルが相次ぎました。6日には流雪溝があふれて住宅の床下が浸水したり、雪の重みで屋根の一部が崩落する建物被害がありました。妙高市ではこの冬、雪下ろし中の転落や除雪機の事故で6人が軽傷、4人が重傷となっています。

新潟地方気象台によりますと、降雪のピークは超えたものの、朝晩に雪が降る地域があり、日中は山沿いを中心に雪崩の発生にも注意が必要です。