2022年02月07日 16:26更新
コロナ禍などで厳しい経営状況が続いている佐渡汽船は、公共交通機関などの事業再生に取り組んでいる「みちのりホールディングス」から出資を受け、子会社として経営再建を目指すことになりました。
佐渡汽船によりますと、「みちのりホールディングス」からの出資は15億円です。これにより、みちのりホールディングスは佐渡汽船に対して、議決権を66.7%保有する株主となり、佐渡汽船を子会社としたうえ、経営再建を目指します。
みちのりホールディングスはこれまで東北や関東にあるバス会社など、公共交通事業者11社の経営改善に実績があります。
今回の佐渡汽船への支援については、「必ずしも容易な道ではありませんが、これまでの佐渡汽船の取り組みを土台として、佐渡航路の維持改善を含む事業使命を果たしていきたい」とコメントしています。
佐渡汽船では当面、運航ダイヤや運賃などに関して、従来通りの運航を予定しているということです。
また、新潟県、佐渡市、上越市は、共同のコメントとして、「みちのりホールディングスの事業再生ノウハウを佐渡航路に展開し、『佐渡島の金山』の世界遺産登録推薦をきっかけに更なる観光誘客や元気な島づくりに取り組んでまいりたい」と発表しました。
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