2022年01月08日 13:00更新
みなさんは、「白」と聞いて何をイメージするでしょうか? 外が白銀の世界となるこの時期「白の世界」と題したコレクション展が、小林古径記念美術館で開かれています。
企画展「白の世界」では、小林古径記念美術館のコレクションや上越にゆかりのある作家21人の作品など30点を展示しています。
テーマにあわせ「色彩としての白」、「雪の白」、そして「余白や空白」と3通りの作品を楽しめます。
作品によって、黄色がかった白や青っぽい白、また透明感がある白など、色々です。
これは上越市在住の水墨画家、笹川春艸さんの作品「松寿千年」です。もともとは、本画と同じ構図の習作です。本画は3年前、ローマ教皇来日の際に献上されました。
上越市出身で世界的に知られる画家、富岡惣一郎は、黄色に変色しない白を求めて油絵具「トミオカホワイト」を開発しました。今回展示されているのは、和紙に墨で描いた作品で、少し黄色みがかった白を鑑賞できます。
小林古径記念美術館学芸員の伊藤舞実さん
「白ひとつとっても作品によって白の色合いや風合いに個性がある。去年大変な思いをした方も多いと思うが「白」を改めて皆様と一緒に考えてみたいと思って企画した」
小林古径記念美術館コレクション展「白の世界」は3 月13日(日)まで開かれています。休館日は月曜日です。
2月11日(金)は「古径生誕記念」のため無料開放となります。この日は午後4時から「キャンドルナイト」と題して、庭園に雪灯籠とキャンドルを灯して美術館を照らすとの事です。
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