2021年12月23日 10:11更新
農業の担い手をどうしたら増やせるか?農家の抱える課題を解決しようと、上越市名立区で「みらい農業づくり会議」が21日開かれ、農産物のブランド化など具体的な方向性を決めました。
みらい農業づくり会議は、上越市の農家の若手からベテランまでが参加して、中山間地農業のこれからをどうするか、地域ごとに話し合います。名立区では2回目の会議が開かれ、これまでに出た意見をもとに、2つの方向性がまとまりました。具体的には、担い手や後継者を育てるための法人化、そして名立ならではの農産物の絞り込みです。いずれも稼げる農業を目指し、地域の歴史・文化を感じさせる名立ブランドを目指します。
会議では世代ごとに分かれて、キャッチコピーや今後の具体的な進め方を話し合いました。参加者は現状や、決定した方向性について「地域農業には危機感があって、このままいけばもう無くなるんではないか」「担い手がいない」「若い人が出てきてくれないとそのために色々と整備しなければいけない面もある。課題解決にはかなり時間がかかると思う」と話していました。
みらい農業づくり会議は名立区だけなく、柿崎区や板倉区など市内8つの地域自治区ごとに開かれています。いずれの地域も来年度から、具体的な計画を検討することにしています。
上越市農村振興課の栗和田謙二課長は「課題はすごく難しい。正直、意見共有できてすぐ担い手や移住者が来るかと言えばなかなか難しい。ただ何かしないと、このままでは今の代の人がやめると引継ぎ手がいない状況になりかねない。引き続きしっかり取り組んでいきたい 」と話していました。
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