2021年11月01日 14:30更新
佐渡金銀山の古道を巡るイベント「歴史に埋もれた古道トレッキング」が31日に佐渡市で行われました。
このイベントは、佐渡金銀山を歩き、その歴史的価値について理解を深めてもらおうと佐渡を世界遺産にする会などが開催しています。おととしに1回目が行われ、今年が2回目の開催となりました。
この日はSNSや新聞などの告知で集まったおよそ90人が参加しました。参加者らは3班に分かれてバスで鶴子銀山跡まで移動し、佐渡金山を目指しておよそ4キロの道のりを歩きます。
コースの鶴子銀山は佐渡を代表する銀山の一つで、山中には鉱石の採掘跡や集落の跡がいまでも数多く点在しています。
道中には鉱石の採掘の様子が当時のまま残っている「露頭堀り」の跡や、採掘に使用する火薬やダイナマイトを保管していた倉庫などが見られ、参加者らは同行するガイドの説明に耳を傾けながら進みます。
後半には佐渡金銀山で働いていた人々が暮らしてていたという上相川鉱山集落跡を訪れました。
山の斜面につくられた広く平坦な土地は国内でもほとんど見ることができないとされていて、ガイドから話を聞いた参加者らは驚きの表情を見せていました。
参加者は「個人で来ることはなかなかないので、こういった機会があるのはとてもいい」と話しました。参加者らはイベントを通じて佐渡金銀山の魅力について理解や関心を深められたようです。
佐渡テレビジョン
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