2021年10月08日 14:08更新

上越市寺町2丁目の善導寺の庭が全面改修され、滝や池のある日本庭園に生まれ変わりました。誰でも見学できます。

新しい庭園は、本堂の北側に元々あった庭を全面改修して完成しました。名前は、石に癒されると書いて「癒石（ゆせき）庭園」です。広さは500坪ほどです。真ん中に大きな池があり、その周りを回遊できる日本庭園です。

池には滝があり、橋の赤い欄干がアクセントになっています。

また、「癒石庭園」の名前の通り、回遊路には石畳を設けたり、別の寺院で使われていた伽藍石を配置しました。改修工事は、かつての庭を知る信徒からの申し出で、今年の春から始まりました。施工は庭づくりで実績のある英香園です。

改修では、以前からあった池やお稲荷さんの祠を残したほか、倒れていた石灯籠を再加工して蘇らせるなど、以前の面影を残すよう工夫したということです。

 吉田昌基 住職は「以前の庭にも池があり、お稲荷さんもあったが見違えた。素晴らしい庭になりありがたい」と喜んでいました。

庭は誰でも見学できます。吉田住職は庭を見てまわり「寺の雰囲気とともに、仏の心を感じて欲しい」と話しています。今後、さらに樹木を植えて、形を整えていくことにしています。

吉田住職は「植物が成長し様々な表情を季節ごとに見せてくれる。自然と人工の庭が一体となって、寺と地域になじんで善導寺の名所になってくれれば良い」と話していました。