2021年10月05日 12:19更新
江戸時代を代表する禅僧「良寛」ゆかりの詩や漢詩などを展示した「良寛展~清貧を貫いた生涯~」が上越市頸城区の大池のほとりに立つ交流施設「さくら会館」で、10月5日(火)から開催されます。会場には、上越初公開となる「良寛漢詩六曲一双屏風」が展示されます。
展覧会を開くのは、新潟県や長野県で福祉用具のレンタルや販売、さまざまな介護サービスを提供している「さくらメディカル株式会社」です。「さくらメディカル」の創業社長で、現名誉会長の武藤敬一さんが、若い頃から感銘を受けている良寛のすぐれた人柄や作品をより多くの人に知ってもらおうと企画しました。
良寛は、越後出雲崎に生まれた江戸時代を代表する禅僧で、詩人、歌人、書家としても知られています。展示の目玉は、今年7月に出雲崎町の良寛記念館で初公開された「良寛漢詩六曲一双屏風」です。上越地域ではこれが初公開になります。
会場にはこのほか、良寛の人物像を表す詩や漢詩などの掛け軸、屏風などの書の作品を中心に、良寛をイメージした絵画や良寛のブロンズ像など、15点ほどの作品が展示されます。
10月16日(土)には、良寛漢詩屏風公開を記念した講演会も開催されますが、こちらはすでに定員に達し、締め切っているということです。
会場の「さくら会館」は、さくらメディカル株式会社の創業30周年を記念して去年秋に改修された交流施設です。これまでも地元ゆかりの作家や季節に合わせた企画展などを開催しています。
また、館内では昔ながらの洋食メニューやワンプレートランチ、彩豊かな「さくら弁当」、人気カフェのバタークリームケーキなど、食事やスイーツの提供も行っています。
さくら会館の利用は会員制で、年会費1000円(初年度無料)が必要です。そのほかに、利用料としてドリンク付きで300円がかかります。
マネージャーの竹田敦さんは「良寛展では、上越初公開となる貴重な屏風を見ることができます。この期間にぜひご覧いただければと思っております。また、自然環境が豊かな場所に建つさくら会館では、お食事も楽しんでいただけます。ぜひ皆さまのご予約をお待ちしております」と話しています。
良寛展 ~清貧を貫いた生涯~
■期間:10月5日(火)~30日(土)10:00~16:30
※事前の利用予約が必要です
■会場:さくら会館(上越市頸城区花ケ崎2220)
■利用料:300円
■休館日:月曜休館、火曜は食事提供なし
■問い合わせ:TEL025-530-3838(さくら会館)
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