2021年08月20日 10:08更新
上越警察署管内で特殊詐欺の被害が相次いでいます。被害総額は3000万円を超え、去年の10倍以上です。そうした中、上越警察署は特殊詐欺被害への注意を促すポスターを市内のコンビニエンスストアなどに配っています。
上越警察署によりますと、管内の特殊詐欺被害は今年6件起きていて、被害総額は3139万円です。去年の同じ時期の被害は2件にとどまり、被害総額は260万円、今年の10分の1以下でした。今月3日には上越市内の60代女性が電話の相手に指示されるまま、電子マネーを数百回にわたって購入し、およそ1600万円をだまし取られる被害がありました。
19日は、上越警察署の署員が特殊詐欺被害防止のポスターを持ってコンビニエンスストアを訪れ、掲示への協力を求めました。
セブンイレブン上越稲田店によりますと、これまで2件の特殊詐欺被害を防いだということです。いずれも10万円を超える請求で、スタッフが尋常ではないと気づいたということです。オーナーの吉岡隆治さんは「 どこまでが高額か、どこで線引きするか。(客との)コミュニケーションが難しい」と話していました。
上越警察署では管内のコンビニエンスストアとドラッグストアおよそ100店舗に、ポスターを配布することにしています。
上越警察署生活安全係の伊藤紳祐係長は「(最近の手口は)コピー機等から(購入)用紙を印刷しレジに持っていく。それでカードと交換する。チケット型と領収書で購入する方法がある。引き続き、警察で声かけやコンビニ、ドラッグストアと連携して未然防止を図りたい」と話しています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.