2021年08月15日 15:34更新
東京パラリンピックの聖火リレーにつなごうと、市内14カ所に展示されていた火が一つに集火され「上越市の火」が誕生しました。
パラリンピックの聖火リレーは、市町村ごとに独自の方法で採火したものを都道府県ごとに一つに集め、その火を東京に運ぶ形式で行われます。上越市では12日に、日本スキー発祥100年を記念して灯された「日本スキー発祥の火」から、14個のランタンに採火が行われました。
15日は、市内の中学校や特別支援学校20校から22人が参加して、14個のランタンの火を一つに集火しました。
式では参加生徒を代表して、浦川原中学校の武江優蕗さんが「『障がいの有無』という自分が何気なく作っていた壁を無くして、それぞれの個性が大事だと改めて考えるようになった。みんなで知る、興味をもつ、そして選手の活躍を応援する。それら一つ一つが、これからのパラスポーツの振興に繋がる」と、パラリンピックへの思いを述べました。
その後、火はランタンに移され、16日月曜日の午後1時まで謙信公武道館に展示されています。
集火式に参加した板倉中学校の上原琉天さんは「大事なイベントに参加できて嬉しい。元々パラリンピックにはあまり興味がなかったが、式を通して興味が湧いてきた。選手には悔いが残らないようにプレーしてほしい」とエールを送りました。
上越市の火を新潟県の集火式に届ける、KINGOカレッジの伊藤愛さんは「代表は初めてで緊張するが頑張りたい」と笑顔で話していました。
県内各市町村の火は、16日に新潟市に集まり一つに集火されます。その後、パラリンピックの会場となる東京へ送られます。
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