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3代目見習いが一念発起!「井上冷菓」店舗リニューアル

2021年07月15日 16:55更新

上越市稲田2丁目の稲田橋近く、1本40円で昔なつかしいアイスキャンディーを販売する「井上冷菓」が、外観を改装して7月10日にリニューアルオープンしました。

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井上冷菓は戦前の昭和13年(1938年)に創業。今年で83年を数えます。当初は乾物や野菜を販売していたことから、近所の人たちからは今でも「かぼちゃや」という愛称で親しまれています。

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2代目店主・井上続さん

最近までは2代目店主の井上続さんと家族でお店を切り盛りし、夏はアイスキャンディー、冬は鯛焼きを販売。近所の人たちはもちろん、上越地域中の幅広い世代が昔ながらの味を求めて足を運んでいます。

しかし、ご主人の続さんが高齢となり、今年の9月には店の食品営業許可の更新月を迎えることから、去年から店を続けるかどうか悩んできました。今年5月には体調を崩し一時入院。それでも長年営業してきた店のファンは多く、続さんのもとに「どうか続けてほしい」という声が多く寄せられていました。

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そんな時、店を継ごうと一念発起したのが、続さんの次女、橋本佳奈さんでした。

橋本さんは「幼い頃から店を切り盛りしている両親の姿を見ていて、いずれは継ぐことも考えていました。しかし、同時に自営業の大変さも見ていたので、なかなか決心できずにいました。でも、多くの方からお店を続けてほしいと励まされている父を見て、継ぐことを決心しました」と話します。

現在、ほかの仕事と兼業している橋本さんは、まだ三代目見習いです。アイスキャンディーの原液や鯛焼きのあんこ作りは創業当時から変わらず、薪を使ったかまど炊きのため、火加減の調整がとても難しく、続さんに教わりながら二人三脚で店を切り盛りしています。

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橋本さんが店を継ぐことになり、店舗の外観を改装。木を使った、温かみのある雰囲気にリニューアルしました。大きな窓には雪の結晶をイメージした新しいロゴがプリントされています。

橋本さんは「外観は新しく変わりましたが、お店の昔からの良さは努力して守っていこうと思います。以前、お店で提供していて今はなくなってしまった商品がいくつかあるので、そのうち復活させたいと思っています。どうぞ末永く見守ってください」と意気込んでいます。

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防腐剤・着色料なしの無添加で、昔ながらの製法でつくられるアイスキャンディーは、あずき、ミルク、チョコの3種類で、価格はひとつ40円。毎年10月上旬頃から発売する鯛焼きはあんことクリームがあり、1個100円です。


井上冷菓
■住所:上越市稲田2-3-1
■電話:TEL025-523-2510
■営業時間:9:30~17:00
※10月上旬頃よりたい焼きを販売。たい焼きの材料がなくなり次第終了
■定休日:不定休

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