2021年06月21日 15:24更新
上越の特産品「浮き糀みそ」について学ぶ授業が21日、上越教育大学附属小学校で行われました。
みそについて学んだのは3年生35人です。児童はこれまで本町商店街について学んでいて、その中で4丁目にある杉田味噌醸造場を見学しました。
21日は上越伝統の「浮き糀みそ」について、杉田味噌醸造場の杉田貴子さんを招いて、授業を受けました。「浮き糀みそ」は米糀の大きな粒を生かしたもので、味噌汁にすると、白い糀がふわりと浮くのが特徴です。
児童は、味噌の材料をただ混ぜたものと完成品を食べ比べ、発酵の効果を確かめました。杉田さんは「発酵したみそは美味しくなるのと同時に、塩があまり強く感じなくなる。これが発酵の力」だと説明しました。
このほか、味噌づくり体験として米糀、大豆、塩水などを混ぜて仕込みました。ポイントは糀をつぶさないよう、やさしく扱うことです。
最後にみそをたたいて空気を抜き、容器に詰めました。
3年生は「みそをこねて容器に入れるのが楽しかった。皿に盛って一気に食べたい」「みその仕込みで糀と大豆を混ぜることがわかった。白飯にのせて食べたい」と話していました。杉田さんは「味や色 香りの違いがわかると発酵のおもしろさがわかる。完成したみそを食べて、上越のみそに愛着を持ってほしい」と話しました。
仕込んだみそは11月に出来上がります。みその使い道は、この後、児童が話し合って決めるということです。
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