2021年06月13日 18:13更新
文弥人形芝居や佐渡民話が披露される「おんなたちのこころみ」が12日、佐渡市の堀記念金井能楽堂で開催されました。今年は入り口に茅の輪が設けられ、出演者や会場に足を運んだ人たちは大きな輪をくぐり無病息災を願いました。
これは佐渡の能を識る会の主催で、17回目の今回は「変遷」をテーマに、時の流れに移ろう人などを描いた演目が用意され、およそ160人が会場に足を運びました。
また、順徳上皇が佐渡へ配流されて今年が800年にあたることにちなみ、佐渡民話「なお 余りある 昔なりけり」が語り部によって語られました。
演目の最後を飾ったのは、常盤座による文弥人形芝居「天神記 十六夜最後の段」。
観客たちは、巧みに操られる人形のしなやかさや、力強い動きで繰り広げられる物語に魅了されていました。
島外から訪れた観客は「佐渡の文弥人形は初めて観たが、みなさんの意識の高さを感じられた。素晴らしい」と感動していました。
また、常盤座の和田登志江座長は「みなさんに文弥人形芝居を観てもらえて嬉しい。コロナに負けず頑張ってやっていきたい」と今後の活動への意欲をみせていました。
佐渡テレビジョン
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