2021年06月02日 16:24更新

北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんと「曽我さん母娘を救う会」のメンバーが23日、佐渡市両津湊で母のミヨシさんら拉致被害者の早期救出を求め署名を呼びかけました。

署名活動は2018年の12月ぶりで、今年初めとなりました。署名活動は2006年から始まり、これまでにのべ5万1540人分の署名が集められました。

署名を呼び掛けたのは、おんでこドームで開催された「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」の会場です。曽我さんたちは、いまだに進展がみられない現状に不安を募らせつつも、拉致問題を風化させることなく、早期に解決してほしいと強い思いで、イベントに訪れた人たちへ声をかけていました。

また、署名した人へ向けて曽我さんは「ありがとうございました。リボンをぜひ着けてください」と声をかけながら、拉致問題解決への願いが込められたブルーリボンや、拉致問題に関するパンフレットを手渡していました。

報道陣の取材に対し曽我さんは「新型コロナの影響で長い間活動ができなくて歯がゆい面もあるが、拉致被害者が一日も早く帰って来られるように、みなさんが願ってくれていることを再確認できた。拉致問題を忘れないで、絶対に許してはいけないことだと、早く解決できるよう全国のみなさんにこれまで以上に応援をお願いしたい」と話しました。

なお、この日集まった署名は120人分で、11月に開かれる新潟県の集会で拉致問題担当大臣へ手渡される予定だということです。

佐渡テレビジョン