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住宅地の用水路にご注意あれ!安全施設点検作業

2021年05月31日 16:30更新

上越市と妙高市にある農業用水路の安全点検が31日行われ、上越市大和地区では子どもなどの転落事故に備えた安全器具が交換されました。

点検は稲荷中江幹線用水路など主要な用水路総延長80キロあまりを対象に、関川水系土地改良区が行いました。

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農林水産省によりますと、全国では用水路の転落事故で年間70人以上が亡くなっています。妙高市では3年前、3歳の男の子が転落し亡くなりました。

土地改良区が管理する用水路には、転落した人がつかまることができる「救難ロープ」が195か所に備えられています。ロープには浮きが付いています。

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作業では事前の点検で破損などが確認された25か所で、職員が新品のロープに取り替えていきました。

用水路は、田んぼのかんがいなどで今の時期から9月まで大量の水が流れます。

関川水系土地改良区増村剛課長は「非常に水が多く水位が高い。落ちてしまうとはい上がることができず大変危険」と危険性が高いことを指摘しています。

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土地改良区では、農地が宅地化されたニュータウンなどで事故の危険性が高いとして、今年、上越市の大和と藤新田であわせて150メートルにわたり転落防止の柵を設置することにしています。

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増村さんは「救難ロープ取り換え、安全柵設置しているが、特に高齢者や小さな子供は用水路に近づかないようにしてほしい」と注意を呼びかけていました。

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